モグラ談

40代のリベラルアーツ

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【本】ソ連史(松戸清裕)

理解が求められる隣国。20世紀以降の点でしか教科書に登場しない国、農奴・社会主義革命・シベリア・冷戦・ピョートル一世・ドストエフスキー・レーニン・チョムスキー・シャガール・ガガーリン・ボルシチくらいしか思いつけない国。いまになって、よくこれ…

【アニメ】約束のネバーランド(白井カイウ、出水ぽすか原作、神戸守監督)

Primeでちらりと観てはまった。コミックは、2016-2020少年ジャンプ掲載。 仕組まれて、囲われて、定められた子供たち。カズオイシグロの”Never let me go“や、押井守の”スカイ・クロラ“を想起するが、本作の設定はスケールが壮大。子供たちの共同体に、15少…

【漫】進撃の巨人(諫山創)

「第57回壁外調査」でとまっていたものを、amazon primeとコミック併用で読了。いやはや、ものすごい物語だ!構想のスケールに脱帽。2009-2021少年マガジン掲載。 人類の再生、亜種との生存競争、父親殺し、始まりの存在、異なる正義の衝突、といった人が紡…

【TV】数学者は宇宙をつなげるか?(NHKスペシャル:2022/04/10)

こんなすごい人がいたのか、と鳥肌がたった。新たな数学世界の創造の時代にある。サブタイトルは“abc予想証明をめぐる数奇な物語” 積は素因数分解でその“遺伝子(因数)”がわかるが、和はそうではない。ある数学者が掛け算と足し算の関係を偶然見つける(ABC…

【本】熔果(黒川博行)

黒川先生の最新刊。堀やん、誠やんコンビが、今度は金塊強奪事件にくらいつく。 ほかに読む“べき”本があるのはわかってるが、家族の外食の誘いも断り、捧げたかの週末に悔いなし。 黒川作品の中毒性について考える。疾走感、タフネス、漫談、因果応報。張り…

【本】アフターデジタル2 UXと自由(藤井保文)

仕事の参考にUXの本を何冊か図書館から。 著者はUXコンサル。中国での経験が長く、本著の事例も中国のものが豊富。 読書というか、調べもののような読み方をした。2年前の本だが、新事業の世界はこの5年ですっかり様変わりした(UX、デザインスプリント、プ…