【美】ゴッホ展 響き合う魂 ヘレーネとフィンセント(東京都美術館:2021/10/26)
- ゴッホ作品の世界最大の個人収集家が館長を務めたクレラー=ミュラー美術館のコレクションから展示。あわせて印象派前後の作品も。ルドンのキュクロプス、はじめて生でみた。
- 素描の展示充実。ゴッホの描いた手に目が行く。力強さ、エネルギーの流れ。ゴッホ曰く、“素描は種まき、油彩画は収穫”。農民、作物、手、種まき、収穫、そんなモチーフにゴッホを見る。
- アルル時代のゴッホが描いた黄色の多彩に触れられたことが今回一番の収穫。ゴッホイエローと呼ぼう。“レモンと籠と瓶”“種まく人”。種まく人は、太陽に無限を感じる。 “緑のブドウ園“も瑞々しさを感じさせる一枚、ブドウの幹、すいこまれる水平線。
- その後の療養院時代から、流れるタッチと厚塗りに目がとまるようになる。糸杉の前で5分。