【映】楽聖ショパン(チャールズ・ビダー)
- 音楽史の読書から派生してアマプラより。1945年、アメリカ、111分。
- 祖国ポーランドの独立への想いを秘めつつ、天賦の才能をひろげるため師エルスナー教授とパリに向かう。祖国への想いとの葛藤、ジョルジュ・サンドとの出会い、病との闘い。リスト、パガニーニ、ドラクロワも少しだけ登場。
- 主演ポール・ムニ、結構、マッチョ体型にみえ、誠実な雰囲気とあわせて印象と異なったが、病とともに衰えていく演技はなかなか。
- エルスナー教授の役割知らなった。才能は人の役に立てるべきという人間味あふれる師と、才能のためなら犠牲はいとわないとするサンドの対立をひとつの軸として展開する。史実やいかに。
- 充実した演奏シーン。終盤の欧州ツアーは圧巻。サンドとの出会いの場面。BGMが「別れの曲」という皮肉。
- 全編、古き良きハリウッド映画の演出を感じさせつつ楽しめる
"ポーランドの土よ 忘れないで"