2022-09-17 【映】さらば、愛の言葉よ(ジャン=リュック・ゴダール) ふと思い出して観たのが逝去の数日前。偶然。2014年、69分、仏。 断片的な映像を伴った詩の積層、いやパッチワークか。カラーとデジタルが新鮮さを感じさせるが、やはり変わらぬゴダール作品。観る者の脳波を麻痺させる瞬間を投げかけられ続ける。むしろ年とともに純度が増しているというか。 抽象画を観て自分にも描けそうと誰かが言う。それに似た感覚。 共産主義がゴダールに与えた影響。最期までに整理はつけられたのかなと思う。 映画は自由だと改めて教えられる。ひねりだす解釈は脇に置きエンドロールを眺める。 作品情報