モグラ談

40代のリベラルアーツ

【美】GENKYO 横尾忠則(東京都現代美術館:2021/10/17)

作品情報

【概要・雑感】

  • サブタイトルは「原郷から幻境へ、そして現況は?」。全貌をいちどにみられるありがたい機会。最終日にとびこみ。
  • 原色、コラージュ、シュール、三島、説明的・暗示的なタイトル、放り込まれぶつかりあう異空間、調和を許さない流線、ダヴィンチが背景に用いた荒涼に通じるなにか。あるいは、地獄、エロス、悲哀、混沌、タブー、挑発。
  • 連作「Y字路」。選択の暗示?否。そこに意味はないのかもしれない。果たしてここはこの世なのか、または、これが世界のすべてなのか。
  • もうひとつの連作。「寒山拾得」。気負わない美しさ。
  • 敗戦、アメリカ、消費欲望、抑圧されたマゾヒズム、といったワードが観覧中終始あたまのどこかにふわふわと。
  • 行列のブルーボトルコーヒー、この酸味は好きな味。白河庭園をぶらぶら。清澄白河は美術館を起点に一日過ごせる街。