モグラ談

40代のリベラルアーツ

2023-07-17から1日間の記事一覧

【映】サンザシの樹の下で(チャン・イーモウ)

「紅いコーリャン」「活きる」などのチャン・イーモウ監督作品。2010年/114分/中国。 文革の影響を基底に愛し合う二人を描かせたらイーモウ監督。本作でも主人公の女子高生ジンチュウが文革下の再教育として送られた農村で青年スンに出会いひかれあう。身…

【映】NOPE(ジョーダン・ピール)

「ゲット・アウト」「アス」のジョーダン・ピール監督長編3作目。「ゲット・アウト」のダニエル・カルーヤ主演。「バーニング」のスティーブン・ユアンもちょこっと。2022年/131分/米。 田舎町で牧場を経営するヘイウッド家。ある日、突然空から異物が降り…

【映】セラヴィ!(エリック・トレダノ、オリビエ・ナカシュ)

前から気になっていた作品をウォッチリストから。「「最強のふたり」の監督が描くコメディドラマ。ジャン=ピエール・バクリ主演。2017年/117分/仏。 引退を考え始めたベテランウェディング・プランナーのマックスは、古城を式場にした結婚式をプロデュー…

【映】リチャード・ジュエル(クリント・イーストウッド)

「運び屋」に続きイーストウッド作品。ポール・ウォルター・ハウザー主演、主人公の母をキャシー・ベイツ、弁護士役を「スリー・ビルボード」のサム・ロックウェル。2019年/131分/米。 ‘96年アトランタでの爆破テロ事件を扱ったサスペンス。警備員のリチャ…

【音】エリアス弦楽四重奏団ベートーヴェン・サイクルⅠ~Ⅵ(サントリーホール2023/6/14)

アンサンブルを聞きたくチェンバー。エリアス弦楽四重奏団は1998年マンチェスター結成でベートーヴェンの弦楽四重奏曲をレパートリーの中核に据えてきたとのこと。 全6公演の最終日。この日は、4番、10番、13番。調和よく上下する4名の弓がメンバーのコラボ…

【美】部屋のみる夢 ボナールからティルマンス、現代の作家まで(ポーラ美術館)

移動が制限された状況で多くの人が多くの時間を過ごした「部屋」という空間に注目し、19世紀以降のこれにまつわる作品をとりあげる。モリゾ、ハマスホイ、ボナール、ヴュイヤール、マティス、ティルマンス、草間彌生など。 ハマスホイの“陽光の中で読書する…

【美】-意識のながれ-岩田壮平日本画展 ほか(成川美術館)

恒例の箱根美術館めぐり。まず成川から。企画展の岩田壮平は華道に原点をもつ日本画家。 “大胆、繊細、高揚感”“内面の表出よりむしろ企てられた形と色の解釈”“絵の具そのものがもつ感情を組み立てる喜び”と、同氏の紹介文にあった表現にひとしきり納得。 お…

【美】ルーブル美術館展 愛を描く(国立新美術館)

神話画、風俗画、宗教画など、様々な主題で表現されてきた「愛」。ルーブルのコレクションから、16~19世紀半ばまでの73点を通して浮き彫りにする。テーマオリエンテッドな趣向の展覧会。サブタイトルは、”ルーブルには愛がある”。音声ガイドは、満島ひかり…