【本】これからの「社会の変え方」を、探しに行こう。(SSIR Japan)
- ソーシャルイノベーション系から一冊。2003年に創設されたスタンフォードソーシャルイノベーションレビュー(SSIR)の刊行記事から、タイトルにちなんだ10編を掲載。
- 米MBAスクールでは今世紀初頭からソーシャルイノベーション、ビジネスエシックス、社会起業家などの講座がたちあがってきた記憶。エンロンショック(2001)が引き金と理解。
- “学習する組織”で既読のピーター・センゲ(MIT)のシステムリーダーのペーパーは、エッセンスとしてなるほどよくまとめられている。いわくシステムリーダーとは:
- 問題に関わる多くの人々を支援し、「自分も変わるべきシステムの一部なのだ」と気づかせ、それぞれが変化を起こせるによう導く存在
- 自分とはまったく違う人々の視点から現実を見、ほかの人たちにもよりオープンになることを促す
- 傾聴から人間関係を構築し、信頼と協働のネットワークをつくる
- 何かが成し遂げられるはずだと自信を持ち、計画が完全に出来上がるのを待たず、ゆえに人々を自由にし、踏み出しながら学ぶことを後押し
- 無知の知から強みを生む。自明に疑問を投げかけたり、継続的な学びを体現し変化を生む
- 変化が生まれ、その変化が自律的に持続するような状況づくりに焦点をあてる