モグラ談

40代のリベラルアーツ

2022-05-08から1日間の記事一覧

【本】月と六ペンス(サマセット・モーム、金原瑞人訳)

積読から旅のおともに。モームの代表作(1919)。新潮文庫Star Classics 名作新訳コレクション。軽快で平易な新訳がよい。装丁もグッド。 モーム(1874-1965)は、パリで生まれ、10歳で孤児となり、イギリスにわたり従軍、本作で作家として注目される。平易…

【美】柳沢正人、花暦、収蔵名作展(成川美術館)

こぶりな4部屋でそれぞれ展示。見晴らす芦ノ湖、庭園のつつじ、おなじみの雰囲気。 柳沢正人、“鮮烈な色彩とダイナミックな表現で世界各国の歴史的建造物や自然遺産を描きつづける”。欧州の建築物を背景に彫刻を前景に置く。分断される奥行き感、一見、コラ…

【美】モネからリヒター(ポーラ美術館)

“光”をテーマに、所蔵コレクションと近年の新収蔵作品を合わせて展示。充実した作品集。GWということもあり多数の来館者、モネの集客力。 はいるとすぐにルノワールの“レースの帽子の少女”、日本画から一気に西洋画、油彩画、印象派モードに。モリゾの“ベラ…

【美】花鳥風月 名画で見る日本の四季(岡田美術館)

恒例の箱根美術館めぐり。“春の桜、初夏の牡丹に燕子花、秋の紅葉に冬の雪”。自然に親しみ、行事・風物を通じこれを愛でる瞬間を大切にしてきた日本。日本の絵画を中心に、工芸品を合わせて展示。光琳、抱一、歌麿、北斎、春草、御舟、若冲、田中一村などな…