モグラ談

40代のリベラルアーツ

【映】グリーンブック(ピーター・ファレリー)

  • とてもよかった!!“最強のふたり”(11)で思い出して視聴。ファレリー監督は“メリーに首ったけ”(98)などのラブコメジム・キャリーのコメディなどで実績。本作でアカデミー賞(19)作品賞、脚本賞助演男優賞。2018年、130分、米。
  • 人種差別が根強く残る1960年代前半。黒人の名ピアニストの南部ツアーに運転手兼用心棒として仕事を引き受けることにしたイタリア人。行く先々で偏見・差別にぶつかりながら、習慣も性格もそれまでの人生もまったく異なる二人が絆を深めていくが・・・。inspired by a true story.
  • ピアニストのシャーリー役のマハーシャラ・アリは、“ムーンライト”(16)に続いて助演男優賞。用心棒のトニー役のビゴ・モーテンセン、どこかで観たなと思ったら“ヒストリー・オブ・バイオレンス”(05)の主演。ハーベイ・カイテルに通じる芯のあるブルックリン親父っぷりがこのうえなくgood!
  • 様々な差別。人種、貧困、ゲイ。わかっていても次から次におしよせる。隙間なくはいりこんでくる。そこでどう振る舞うか。
  • 最高のラスト。観ている人は、ほほ笑みとともに流れる涙を頬に感じるはず。

“Because genius is not enough, it takes the courage to change people’s heart.”

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