モグラ談

40代のリベラルアーツ

2020-01-01から1年間の記事一覧

【美】ピカソの挑戦~かたちの変貌~(彫刻の森美術館:2020/03/23)

開催情報 【概要・雑感】 1969年開館の野外彫刻美術館。フジサンケイグループ等の協力で設立。館長は森英恵氏。ピカソ館は1984年開館、2019年リニューアル。後年のピカソは絵画と彫刻の双方の魅力をもつ陶芸作品を多数制作。 印象に残った言葉(Pablo Picass…

【美】 シュルレアリスムと絵画-ダリ、エルンストと日本の「シュール」(ポーラ美術館:2020/03/22)

開催情報 【概要・雑感】 ポーラ創業家2代目の鈴木常司が40数年間にわたり収集した、西洋絵画、日本の洋画、日本画、版画、東洋陶磁、ガラス工芸、古今東西の化粧道具など総数1万点を所蔵、2002年開館(ポーラ美術館HP)。緑に囲まれ、ブナ・ヒメシャラが群…

【美】堀文子収蔵作品セレクション展ほか(成川美術館:2020/3/21)

開催情報 【概要・雑感】 現代日本画に焦点をあてた芦ノ湖畔の美術館。1988年開館。山本丘人を中心に、平山郁夫作品も所蔵。堀文子、岡信孝、牧進、関口雄揮、吉田善彦、毛利武彦、平岩洋彦、岡崎忠雄、小林済、前本利彦、牛尾武、柳沢正人らの作品数は、日…

【映】パラサイト 半地下の家族(109シネマズ二子玉川:2020/2/22)

開催情報 【概要・雑感】 第72回カンヌでパルムドール、第92回アカデミー賞作品賞を含む4部門受賞の話題作。ポン・ジュノ監督と主役ソン・ガンホのタッグは「殺人の追憶」「グムエル」でみた記憶が蘇った。 家族それぞれの個性が魅力的。ソン・ガンホが霞ん…

【美】上村松園と美人画の世界(山種美術館:2020/2/23)

開催情報 【概要・雑感】 日本画専門美術館の同館の広尾開館10周年記念展示。「蛍」「砧」「牡丹雪」などの代表作を含む松園作品18点に加え、「西の松園、東の清方」といわれた鏑木清方、その弟子の伊東深水の美人画や、日本近代の女性画を展示。音声ガイド…

【美】村井正誠あそびのアトリエ(世田谷美術館:2020/2/16)

開催情報 【概要・雑感】 村井正誠(1905-1999)は戦前から活躍する日本抽象絵画のパイオニア。渡仏後、1939年から世田谷に自宅兼アトリエを構え、終生活動。アトリエは現在、隈健吾の設計で美術館として運営される。村井正誠の業績は正直存じなかったが、関…

【美】肉筆浮世絵名品展-歌麿・北斎・応為(太田記念美術館:2020/1/26)

開催情報 【概要・雑感】 絵師、彫師、摺師の分業で創られる浮世絵版画と比べ、肉筆画は絵師が直接絵絹や紙に描く。そのため、版画に比べ、絵師の筆致や技量がわかるという。 目玉は、北斎の「雨中の虎」とその娘、応為の「吉原格子先之図」。「雨中の虎」は…

【美】印象派からその先へ-(三菱一号館美術館:2020/1/18)

開催情報 【概要・雑感】 吉野石膏(株)のコレクション展。印象派を中心に、その後のフォーヴ、抽象、キュビズム、エコール・ド・パリなど72点を展示。チラシにあるとおり、“モダンアートのいいとこどり”。音声ガイドは梅原裕一郎さん。 コローの風景情緒、…

【本】幸福な監視国家・中国

書籍情報 【概要】 研修の課題図書として年末読了。 梶谷懐(1970-、神戸大学大学院教授)と高口康太(1976-、ジャーナリスト)の共著。ルポと学術的考察が組み合わされている。 本著は前半で、“監視社会”中国の現状を、必ずしもマスコミの報道において明ら…