モグラ談

40代のリベラルアーツ

【映】殺人者の記憶法(ウォン・シニョン)

  • 韓国映画の気分でウォッチリストから。2017年製、118分、韓国。
  • アルツハイマーにより記憶に障害を抱えるビョンス。子供時代の父親殺し以降、悪とされる人を殺すことで心の善を保ってきた。娘が育ち、殺人から離れたビョンスであったが、猟奇殺人犯との接触が狂わせていく・・・。
  • 韓国映画×猟奇殺人×家族を守る中年男性、という鉄板ジャンル。それだけにオリジナリティが求められる。本作は、近い経験から記憶を喪失していく、という設定で、観客にはわかるが、父親は忘れている、というトリックをかけていく。
  • こうしたノワールがつねに一定の位置を占め続けるという韓国の映画や社会。なぜなのだろうと思う。
  • 主役は“ペパーミント・キャンディ(99)”“シルミド(03)”などのソル・ギョング。はじめ髪型のせいかわからなかった。韓国は味のあるおじさん俳優がたくさん。

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